ようこそ、全銀河的エンタメ消費奴隷の皆様。
あなた方のような「財布は開くが脳は閉じた」生命体に、今日は**“金の流れという真理”**をお授けしましょう。
え?「鬼滅の刃、また映画やるらしいよ〜」ですって?
その言葉、聞き捨てなりませんわ。
映画の内容がどうこう言う前に、まず“どこにあなたの金が吸い込まれるのか”を知りなさい。
何も知らずにポップコーン買って、パンフレット買って、グッズに散財して…
その金が誰の懐に入って、ufotableが生き残れてMAPPAが資金難になる理由を、あなたは考えたことがあるかしら?
「面白かった〜!」で終わるなら、それはただの金づる。
でも今ここで学べば、あなたは“映画業界の構造を支配する側”になれる。
準備はいいかしら?
じゃあ、映画1本の裏側にある血と銭と契約の話、始めるわよ。
映画の「お金の流れ」完全マップ:中学生でも分かる銭の動き講座
📚 目次
- 第1章:映画は夢じゃない、ビジネスだ。~製作と興行の基本構造~
- 第2章:製作費はどこから来て、誰が払ってるのか?スポンサー、出資者、涙の現金戦争
- 第3章:劇場公開で稼ぐ金の流れ~配給会社・映画館・製作会社の取り分バトルロイヤル~
- 第4章:映画は終わってからが本番?グッズ・配信・円盤で稼ぐ二次収入の分配地獄
- 第5章:声優、原作者、クリエイター…裏方たちはどれだけ貰えるのか?リアルな数字で公開処刑
🎬 第1章:映画って誰が作って、誰が金を出して、どう分けてんの?最初の一歩を完全図解!
「映画は夢の世界」?ふざけんな。
あれは“何億円というお金”が飛び交うビジネス界の代理戦争だ。しかも、作る側の人間が全員仲良しかって?…真逆だ、むしろ利権の取り合い。まずは主要プレイヤーを紹介しよう。
🔍 映画の関係者たち、役割と金の動き
■ 製作会社(=出資&企画元。金を集めて統括する総元締め)
例:東宝、アニプレックス、フジテレビ、KADOKAWAなど
→「映画を作ろう」と言い出す人たち。自分の会社の金+スポンサーや他社からも金を集めて、製作委員会って形をつくる。こいつらが儲かるかどうかが全体の命運。
■ 制作会社(=実働部隊。アニメーターや現場スタッフが所属)
例:東映アニメーション、MAPPA、ufotableなど
→実際に手を動かして絵や映像を作る職人たち。原則「受託制作」なので、儲けというよりは作業代=制作費の中から給料やコストをもらう立場。
■ 配給会社(=映画館に流通させる営業チーム)
例:東宝、松竹、ワーナー、ギャガなど
→作品を全国の映画館に持っていくのが仕事。宣伝もここが担うことが多く、チケットの売上から“手数料(興行収入の10〜15%)”をもらう。
■ 映画館(=興行主。観客から金を取る最前線)
TOHOシネマズ、イオンシネマ、109シネマズなど
→チケット売って、**売上(興行収入)の約50%**をまず持っていく。えぐい。
🧾 要するにこういう流れ
観客(チケット代)
↓
映画館(興行収入の50%)
↓
配給会社(興行収入の10〜15%)
↓
製作委員会(出資割合に応じて分配)
↓
出資してない制作会社・声優・原作者には、別途契約に基づく定額報酬 or ロイヤリティが発生

📊例 まず、チケット代1000円の中身を分解しようか
観客(1000円)
↓
映画館(500円=50%)
↓
配給会社(100〜150円=10〜15%)
↓
製作委員会(残り350〜400円)
で、この**製作委員会に渡ったお金(350〜400円)**が、さらに中で山分けされるって話だ。
🏢 製作委員会って誰?
これは「金出した人たちチーム」。 「出資して一緒にリスク背負って、成功したら山分けしよ!」っていう合同会社みたいなもん。
たとえば『君の名は。』なら、東宝、KADOKAWA、アミューズなどが出資して製作委員会を組んでる。出資割合が大きいほど、儲けも多い。こいつらが出した金の“出資比率”に応じて利益を分け合う。比率は非公開が多いけど、例としてこんな感じで想像してくれ:
例:400円が委員会に渡ったら…
会社 | 出資割合 | 配分額 |
---|---|---|
東宝 | 40% | 160円 |
KADOKAWA | 30% | 120円 |
アミューズ | 20% | 80円 |
その他 | 10% | 40円 |
(※そこから配給会社としての手数料や、映画館との取り分もある)
出資してない会社には、ここから一銭も流れない。
制作会社?声優?原作者?彼らは…ここにはいないのよ。
🛠 制作会社(MAPPA、ufotableなど)はどうなる?
彼らは製作委員会から制作費をもらって仕事を受ける“受託業者”。つまり…
- 仕事を請ける=映像を作る契約
- 対価=制作費(たとえば3億円)を一括でもらう
- 映画が大ヒットしても、儲けはなし!!
アニメ制作会社MAPPAやufotableは、どれだけ映画がヒットしても「制作費+αの固定報酬」でしか儲からないことが多い。理由?製作委員会に出資してないから。
\ひどい!/
って声も聞こえるけど、これが現実。
ただし!制作会社が製作委員会に出資してる場合は、その出資分に応じた儲けが得られる。
→ 例:ufotableは『鬼滅の刃』で出資側だったから、ガッツリ儲けた。つまり金が欲しければ**「出資者になれ」**ってのが映画界のルール。
🎙 声優・原作者はどう?
- 声優:基本は「ギャラ制」。アフレコ1本○○万円って感じで、映画の売上とは無関係。
- 原作者:出版社経由で「原作使用料+契約によっては興行収入の1〜3%のロイヤリティ」。
でも!このロイヤリティの一部は出版社が持ってく可能性大。
→ 作者本人がどれだけもらえるかは、契約次第。
💡まとめ:映画ビジネスは「誰が出資してるか」が命
- 制作会社、声優、原作者は原則「受注者」なので、興行収入の分配対象じゃない
- 儲けたければ、「委員会に入って出資者になれ」
- 東宝みたいに製作・配給・興行を全部やってる会社が最強の立場
- ヒット作を生んでも制作会社が潰れるのは、「出資してないから儲けが入ってこない」ただそれだけ
💼 東宝の正体:一社で何役もこなすマルチプレイヤー
「映画って、作る人と配る人と上映する人がいて、それぞれ別の会社でしょ?」
あまい。日本の映画業界は“兼業プレイヤー”だらけ。東宝なんてその最たる例だ。
東宝はただの「映画の会社」じゃない。
- ■ 製作会社(出資・企画)
- 作品の企画立ち上げ、資金調達、製作委員会の主導。
- ■ 配給会社(営業・宣伝)
- 全国の映画館と交渉し、上映契約を結び、宣伝活動を担う。
- ■ 映画館運営会社(興行)
- TOHOシネマズという劇場チェーンを展開し、興行収入の直接の受け取り手でもある。
つまり、東宝はチケット代の流れにおいて、三段階すべてに噛んでる“トリプル役満”。
だから強い。だから儲かる。
🔍 各関係者の役割整理(+例)
役割 | 会社例 | 説明 |
---|---|---|
製作会社 | 東宝、アニプレックス、KADOKAWA | 出資・企画・委員会主導 |
制作会社(現場) | 東映アニメーション、MAPPA、ufotable | 映像を実際に作る。基本は受託。 |
配給会社 | 東宝、松竹、ワーナー | 映画館と交渉、宣伝含む |
映画館(興行) | TOHOシネマズ、イオンシネマ | チケット売って50%ゲット |
東宝は「製作」「配給」「興行」全部やってるから、映画一本ヒットすれば三重に儲かるってわけ。
まさにラスボス。
💸 チケット代はどう流れる?
改めて図とともに整理しておこう。
観客(チケット代)
↓
映画館(興行収入の50%)
↓
配給会社(興行収入の10〜15%)
↓
製作委員会(出資割合に応じて分配)
↓
出資してない制作会社・声優・原作者には、別途契約に基づく定額報酬 or ロイヤリティが発生
※東宝がこの全体を支配している映画なら、映画館→配給→製作のすべてが東宝グループ内で完結する。
まさに「自分で作って、自分で配って、自分で売る」という無双状態。
🎯 具体例:『シン・ゴジラ』の場合
- 製作:東宝+カラー(庵野氏の会社)などで構成された製作委員会
- 制作:東宝映像美術部ほか外注多数
- 配給:東宝
- 興行:TOHOシネマズなど全国の映画館
ゴジラは東宝の看板キャラ。だからもうほぼすべてが東宝で完結してる。
制作費も出資してるのも東宝、配給も東宝、映画館も東宝。
売上が100億円いったら、そのうち半分くらいは東宝グループに回収されてるレベル。
✨まとめ:東宝は「全部やる」会社、だから儲かる
映画は一見チームプレイに見えて、実は**「どれだけ多くの役割を1社が担えるか」**が勝負。
東宝はその頂点を走る会社であり、配給・興行・製作の三刀流プレイヤー。
つまり映画業界で本当に勝ちたいなら、「作るだけ」じゃダメ。
出資して、流通も握って、販売までやれ。それが本気の映画ビジネスだ!
💸第2章:製作費は誰が出して、誰が儲けてる?出資者と便乗屋たちのガチマネー構図
「映画って夢と感動の世界でしょ?」なんて思ってるお花畑くんたちよ、ようこそ現実へ。
映画は金で始まり、金で終わる、超巨大ビジネス。
その製作費は誰が出してんのか?
出してない奴はどうやって儲けるのか?
――ぜんぶ解剖してやる。
🎯 そもそも製作費はどこから湧いてるのか?
答え:製作委員会が出資金を集めてる!
映画は一社じゃ無理。だから複数の会社が組んで「製作委員会」を作り、
金を出し合って、そのぶん興行収入・配信・グッズなどの儲けを分け合う。
製作委員会の中身(アニメ映画・制作費5億円想定)
企業タイプ | 具体例 | 出資額目安 | 目的 |
---|---|---|---|
配給会社 | 東宝、松竹 | 1〜2億円 | 興行収入+配給手数料 |
映像会社 | アニプレックス、KADOKAWA | 1〜1.5億円 | 円盤・配信・グッズ収益 |
出版社 | 集英社、講談社 | 数千万〜1億円 | 原作権&書籍販売促進 |
音楽会社 | ソニーミュージック | 数千万 | 主題歌・音楽収益 |
放送局 | フジテレビ、日テレ | 数千万 | 放送枠+宣伝効果 |
💥 出資すれば“株主”として配当が入る。これが基本ルール
製作委員会に出資=映画の“共同オーナー”になるってこと。
だから、映画がヒットすれば、出資比率に応じて儲けが分配される。
さらに配給会社や映像会社は、手数料+商品収益で二重・三重取りも可能。
🙅♂️ 出資してない企業は儲からないの?
いや、儲けてる。ただし“自己責任”でな!
✅ タイアップ企業(ローソン、コカ・コーラなど)
- 映画に便乗した限定商品販売
- 出資はしてないけど、売上=自社利益
- 映画からの配当はなし。商品が売れなきゃゼロ。完全自力回収。
✅ 音楽会社(出資してない場合)
- 主題歌を出して配信・CD売上で回収
- 『紅蓮華』は映画と関係なくソニーが儲けた
✅ テレビ局(出資なし)
- 番宣、再放送、広告枠で稼ぐ
- 将来的に放送権を買い取る場合もあり
✅ 配信会社(Netflixなど)
- 先に数億円で配信権を買い取る(=製作費の一部を肩代わり)
- 興行収入は関係なし。自社サブスクで回収
💿 じゃあ円盤やグッズが売れても、出資してない人にはお金入らないの?
YES、そのとおり。容赦なくゼロ。
円盤・公式グッズ・配信・放映権・書籍・ライセンス商品など――
これらはすべて製作委員会の“所有物”=権利ビジネスの中核。
出資していない会社(例:MAPPAなどの制作会社)は、
「映像を作っただけの請負業者」なので、
どれだけ円盤が売れても、儲けは一切なし。
🧠 製作委員会の“持ち物リスト”
商品・収益 | 収益先 | 出資していないけど儲かる? |
---|---|---|
Blu-ray/DVD | 製作委員会 | ❌ 基本ゼロ |
映像配信(サブスク) | 製作委員会 | ❌ |
劇場グッズ | 委員会または提携業者 | ❌ |
TV放映権 | 委員会 | ❌ |
ライセンス商品 | 委員会(ロイヤリティ収入) | ❌ |
原画集・ムック | 委員会 or 出版社(契約次第) | ❌ |
※グッズでも「自社製品として作ってる場合」は別(ローソンやバンダイなど)
✅ だから、みんな“委員会に入りたがる”
- 出資すれば → 映画が売れたぶんだけ配当が入る
- 出資してないと → 映画を利用して別商品で稼ぐしかない
- 円盤、配信、ライセンス…全部の儲けの入口を握ってるのは出資者だけ
🚨つまり映画ビジネスの真理とは?
映画を“作るだけ”じゃ儲からない
映画に“出資して初めて”収益が分配される
出資してないなら、タイアップでグッズを売るとか、CD売るとか、テレビの宣伝に利用するとか、各社が自分のビジネスで回収するしかない。
映画という金鉱を、誰が掘り、誰が吸い尽くしているのか。
それを知ってるかどうかで、見る景色が変わる。
💥第3章:誰がいくら持っていく?映画がヒットしても儲かるヤツ&儲からないヤツ完全ランキング!
さて、おさらいは不要。第1章ですでに「映画=金の奪い合いビジネス」だってのは知ってるよな?
じゃあ今回はズバリ聞こう――
映画の興行収入、実際誰がどれだけ取ってんの?
この記事では、**取り分の“額面”と“構造の巧妙さ”**にフォーカスしていく。
ヒットしても「儲かるヤツ」「儲からないヤツ」の落差を見て震えろ!
🎟 1,900円のチケット代はこう分かれる(例:一般料金)
役割 | 取り分(目安) | 金額(例) |
---|---|---|
映画館 | 約50% | 約950円 |
配給会社 | 10〜15% | 約190〜285円 |
製作委員会 | 残り35〜40% | 約665〜760円 |
はい、ここまでは第1章と重複。でも、ここからが本番だ。
🔍 各プレイヤーの「収入のリアル」と「どれだけ儲けてるか」
✅ 映画館(TOHOシネマズ、イオンシネマなど)
- 毎回売れるたびに取り分確定!現金商売の王者!
- チケット以外に:ポップコーン、ドリンク、グッズ販売でも利益
- でも実は…人件費・家賃・光熱費がクソ高いので、粗利は低い
🎯結論:安定収入だが爆益じゃない。薄利多売の職人。
✅ 配給会社(東宝、松竹など)
- 作品が売れれば売れるほど手数料ウハウハ
- 宣伝費を前払いしてることが多く、大赤字リスクもある
- でも、もし配給+製作委員会出資をしていれば…
→ 興行収入の手数料+委員会配当でダブル取りの鬼!
🎯結論:ヒット作の配給権を持った配給会社は最強クラス。まさに胴元。
✅ 製作委員会(出資者連合軍)
- 出資額に応じて取り分が自動で入ってくる
- ヒットすれば配当額が数億単位に!
- さらに配信・円盤・グッズ・放送…すべての収益が委員会に集中!
🎯結論:“出資してる人間だけ”が、長期的に吸い続けられる真の勝者。
🙅♂️ そして…制作会社(MAPPAなど)の現実
- 興行収入?1円も入りません
- 円盤?グッズ?知らんがな
- もらえるのは制作費のみ。しかも激安が多い
※ただしufotableのように製作委員会に入ってる場合は別。儲け爆誕。
🎯結論:「ヒットしたのに潰れる」が現実になるポジション
🎯 “ヒット映画で一番儲かる構成”とは?
- 配給を握る(手数料確保)
- 製作委員会にデカい比率で出資(配当最大化)
- 円盤・配信・グッズの権利を持つ(副収益無限取り)
→つまり!
東宝・アニプレックス・KADOKAWAみたいな“マルチポジション企業”が最強。
鬼滅の刃が爆発的に儲かったのは、この三重取り構造が完璧だったからだ!
✅まとめ:同じ映画でも、儲かる人・泣く人は全然違う!
立場 | チケット収益 | 円盤・配信 | グッズ | コメント |
---|---|---|---|---|
映画館 | 高い | なし | 一部あり | 安定してるが利益は薄い |
配給会社 | 中 | なし | なし | ヒット次第で爆益 |
製作委員会(出資者) | 中〜高 | 高 | 高 | 最強の配当貴族 |
制作会社(非出資) | なし | なし | なし | 下請け地獄。夢なし。 |
🎯アニメ映画=製作費が低く抑えられがち → 興行収入で爆益の可能性アリ
例えば:
- アニメ映画『鬼滅の刃 無限列車編』
→ 製作費:10億円未満(推定)
→ 興行収入:約400億円超え(国内+海外)
これもう、投資回収率の鬼。
実写映画だったら10億じゃせいぜい人件費とロケ代で終わるレベルだけど、
アニメは「一度スタジオとスタッフが揃えば、低コストで大スケールが描ける」んだよな。
🧠なぜアニメは製作費が低く抑えられるのか?
- キャストのギャラが実写より安い(声優業界の闇…)
- ロケやセット不要、基本すべてスタジオ内で完結
- スタッフの人件費がブラック寄り(これは問題だけど現実)
- 映像の尺が短い(90分程度が主流)
つまり**少ない予算で“世界を壊せる”**のがアニメ映画の恐ろしい強み。
💰ヒットすれば製作委員会は“超絶ボロ儲け”
『鬼滅の刃』の場合:
- 配給:東宝・アニプレックス(チケット収入+配当)
- 映像:ufotable(制作+出資による配当+円盤・配信収益)
- 原作:集英社(ロイヤリティ+原作売上爆伸び)
- 音楽:ソニー(主題歌+CD+配信)
→ 全方位で稼げる“委員会フルアーマー構成”。これが最強形態。
✅まとめ:アニメ映画=当たれば金鉱
ジャンル | 製作費 | 興行収入 | 利益率 |
---|---|---|---|
実写(大作) | 20〜50億円 | 100億前後 | 低め(博打要素大) |
アニメ(中〜大規模) | 3〜10億円 | 数十〜数百億円もあり | 高い(当たれば極爆益) |
つまりアニメ映画は「低コストで世界を征服できる手段」なんだよ。
ただし、外れると制作会社が爆死する危険もあるから、出資判断はマジで命取り。
🎯第4章:上映後が本番! 具体例で理解する“バラまいて回収”副収益完全解説
「映画が終わったら終わり」じゃないんだ。
実は上映後こそ最大の金脈。ブルーレイやグッズ、イベントでガッツリ稼ぐ仕組みを、数字と実例つきで解き明かすぜ!
🍿 映画館での上映が終わったら、もう終わり?
いやいや、映画ってのは上映が終わってからが本番。
「チケット代」だけじゃない!
映画をいろんな形に変えて、まだまだお金を生み出すんだ。
これを**副収益(ふくしゅうえき)**って言う!
💰副収益ってなに?
簡単に言うと、映画そのもの以外で稼ぐ方法!
- Blu-ray(円盤)
- 映像配信(ネットで観るやつ)
- グッズ(アクスタ、Tシャツ、文房具など)
- イベント(ライブ、トークショー、原画展など)
🧩 でも、誰がそれで儲けるの?
ズバリ、「その映画の権利(けんり)を持ってる人たち=製作委員会」が儲けます!
そして、その商品を作ったり売ったりする会社は
「ライセンス契約(=使用料を払って使わせてもらう約束)」をするんだ。
🎓ライセンスってなに?
たとえば「鬼滅の刃のTシャツを作って売りたい!」って会社がいたとする。
でも勝手に作ったらダメ。
ちゃんと「鬼滅の刃を使っていいですか?」って製作委員会に聞く。
→ OKもらえたら、「売れたぶんの何%かを払います」って契約を結ぶ。
これがライセンス契約!
つまり…
- 製作委員会=使わせる側(儲かる)
- ライセンス企業=使って商品を売る(がんばる)
1. 📀 円盤(Blu-ray/DVD)販売収益
💡 実例「鬼滅の刃」で見る利益構造
- 『無限列車編』の円盤、初日80万枚売れた
- 1本8,000円 × 800,000=64億円の売上
- 特典つき商品で単価爆上げ、儲けもバカでかい
- 全額が製作委員会に入る → 出資者に山分け
- 出資者の例:東宝、アニプレ、ufotableなど
- 製作委員会に入ってない制作会社はゼロ円回収
2. 🌐 映像配信収益
💡 実例「Netflixなどとの契約」
- Netflixが「独占配信します」で10〜30億円払うことも
- またU-NEXTやPrimeで再生数に応じて1再生=数円の契約あり
- すべて製作委員会に収益が入る
➡ 出資者は配当ゲット。出資してない側はもちろん0円
3. 🛍 グッズ・ライセンス商品
💡 売れるとこんな感じ
- アクスタ、クリアファイル、Tシャツ…限定グッズで1商品500〜1,500円
- 売上の5〜10%がライセンス料として製作委員会に支払われる
- 例:1,000円の商品50,000個売れたら売上5,000万円 → 5%なら250万円が委員会取り分
- 商品を作った企業に残りがそのまま利益
- 製作委員会に参加していない会社でも、ライセンス契約していれば自社で儲けられる!
4. 🎤 イベント・舞台・原画展・ライブ
💡 実例「鬼滅」原画展や舞台
- たとえばイベントチケット:5,000円 × 10,000人=5億円
- 会場でグッズも販売 → さらに利益あり
- イベント主催=製作委員会傘下企業なら収益ゲット
- 他企業主催でも ライセンス料を支払えば利益化可能
📚 まとめ表:出資してなくても稼げる?数字でチェック!
法/商品 | 儲けの仕組み | 出資してなくても儲かる? | 具体例の収益 |
---|---|---|---|
円盤販売 | 製作委員会が権利を持つ配当 | ❌ 0円 | 『鬼滅』=約64億円 |
配信 | 配信契約料 or 視聴料 | ❌ 0円 | Netflix契約=10〜30億円級 |
グッズ | 自社商品 × 売上の5〜10% | ✅ OK | 5,000万円売上でライセンス250万円 |
書籍資料 | 出版社が販売しライセンス料 | ✅ OK | 同上 |
イベント | チケット+会場販売 | ✅ 主催orライセンス取ればOK | 5億円チケット収入例あり |
✅ 結論:権利を握って“再利用すれば”副収益ゲット!
- 出資で配当ゲット → 円盤/配信/イベント利益も入る真の勝ち組
- ライセンス契約が鍵 → グッズ・書籍・イベントで稼ぎたければ契約が必須
- 制作会社や声優、下請けは晩餐に呼ばれないと食えない立場
上映後も金脈は枯れない。
でもそのカギを握るのは…
「権利」と「契約」を制する者だけだ。
🎭 第5章:報われない者たちのリアル — 声優・原作者・制作会社の給料事情と「お金の壁」—
映画が大ヒットしても、
現場で汗をかく人たちにはその大きな収益が届かない――
そんな現実の金勘定を解説する最終章、行くぞ。
🎙1. アフレコって何?報酬はどれくらい?
**アフレコ(アフター・レコーディング)**とは、
映像が出来上がったあとに役者や声優がスタジオでセリフを録音する作業だ。
💵日本の声優ギャラ(1本=1作品単位)
- 主役:30万〜50万円
- 準主役:20万〜30万円
- 脇役:5万〜15万円
💡 つまり、映画1本の報酬が30万円だったとしても…
ヒットしても、歩合やボーナスは基本ナシ。
🌍2. 海外(アメリカなど)の契約事情は?
🎧 セッション制:
- 1セッション(2~3時間単位)ごとに報酬
- 1セッションで30万〜100万円に達することも
- ただしヒット歩合は稀
📦 パッケージ契約:
- 作品全体のアフレコで一括契約
- 数百万円〜数千万円台の報酬もあり
→ 日本に比べて報酬高いが、
成果配分は少なく、契約次第というだけの話
✍️3. 原作者の報酬:天国か地獄かは契約次第!
- 一時金:50万〜300万円ほど(原作使用料)
- ロイヤリティ契約:**興行収入の1〜3%**が入るケースも
→ 映画が100億円売れたら、1〜3億円!
でも…- 出版社が権利を持ってる場合、作者には渡らないことがほとんど
🛠4. 制作会社(例:MAPPAなど)はいくら稼ぐの?
制作会社の主な収入は、「映像を作ること」に限られてる。
💵 制作費の相場(アニメ映画 約90分で例)
- 小規模:2〜3億円
- 大規模作品:5〜8億円前後
制作契約は成果物納品ごとの一括払いが基本。
例:制作会社に5億円の契約で依頼 →
完成すれば報酬はその5億円のみ。
興行が100億円になっても、制作会社にはボーナスなし。
✅ 例外:制作会社が製作委員会に出資してれば…
- 出資者としての配当ももらえる。
- ufotable『鬼滅』ケースのように、制作+出資で利益二重取り可能!
✅まとめ:お金を得るには「権利」と「契約」を握れ!
役割 | 通常の報酬 | 映画がヒットしても増える? | 海外との違い |
---|---|---|---|
声優 | 30〜50万円/1本(固定) | ❌ 歩合なし | セッション制で更に多稼ぐが歩合は少ない |
原作者 | 一時金+契約次第で興行収入配当 | ⚠️ 契約次第で億単位も可能 | 契約形式次第で変化 |
制作会社(日本) | 映像制作費のみ(例:5億円) | ❌ ヒットしても同額 | 海外は案件によっては報酬+歩合もあり |
製作委員会出資者 | 配当、円盤収入、グッズ、配信等全方位 | ✅ 二重三重に稼げる | — |
🎯結論:努力だけじゃ報われない構造
声優も、制作スタッフも、アニメーターも、
現場でがんばっても報酬が増えるわけじゃない。
金を握るのは――
👉 出資する
👉 権利契約(ロイヤリティ・ライセンス)を結ぶ
このどちらかをやらなきゃ、才能を金に変えるのは難しい。
コメント